作付け計画

作付け計画

・作付け計画とは: 圃場の区画・季節・労力・資材・収穫/消費時期を見据え、
 「何を・どこで・いつ・どれだけ・どの作型で」育てるかを設計することです。
・目的: 収穫時期の分散、作業ピークの平準化、連作障害の回避、収量と品質の安定化。
・考慮点: 気象(気温・雨・霜)/土壌(pH・排水)/日照・風/輪作年次/人手と時間/
 必要資材・機械/栽培カレンダー/販売・配布計画。
・成果物: 区画割図、年間栽培カレンダー、資材リスト、週次タスク表、記録テンプレート。
・運用: 月次・週次で見直し、実績と気象を翌年にフィードバックします。

必要性

・連作障害の低減: 科を回す(ナス科→アブラナ科→マメ科…)ことで病害・線虫・養分偏りを防ぐ。
・労力の最適化: 播種・定植・収穫が一時期に集中しないよう時期と品目をずらす。
・品質・収量の安定: 播種・追肥・収穫の“適期”を逃さず、規格ブレやロスを抑制。
・資材コストと欠品対策: 肥料・マルチ・支柱・ネット等を前倒しで手配し、価格変動や在庫切れに備える。
・販売/配布との整合: 需要カレンダー(行事・イベント・出荷先)に収穫を合わせ、過不足を回避。
・リスク管理: 高温・長雨・台風などに備え、作型の代替案や播種/定植の“予備日”を持つ。

作業流れ

・①現状把握: 区画面積・日照・排水、土壌pH・EC、前年の作付け/病害虫履歴、人手・機械・資材を棚卸。
・②目標設定: 家庭消費/販売の数量と時期(例: お盆・年末)を決め、優先作物を選定。
・③候補と作型: 作物・品種・作型(露地/トンネル/マルチ/高畝)をリスト化し、適期を確認。
・④逆算スケジュール: 収穫適期→肥大/結球→開花→定植→育苗/播種の順に日程を引き戻す。
・⑤区画割と輪作配置: 同科の連作を避け、日当たり・風・排水で配置を最適化(根菜は深耕区へ等)。
・⑥栽植密度と資材算定: 条間/株間、支柱長、ネット/マルチ幅、肥料量を計算して資材表を作成。
・⑦カレンダー化: 週次タスク(播種・間引き・追肥・潅水・除草・防除・収穫)を見える化。
・⑧調達と準備: 種子/苗の確保、培土・トレー・被覆資材の手配、育苗スケジュール開始。
・⑨運用・修正: 天候と生育に合わせて日程を微修正、実施結果を記録テンプレで残す。
・⑩振り返り: 収量・規格適合・労力・コストを評価し、翌年の作付けに反映。