里芋(サトイモ)
・サトイモ科の多年草で、東南アジア原産。日本では古くから主食や煮物の食材として親しまれてきた根菜です。
・ぬめりのある独特の食感と、ホクホクとした口当たりが特徴です。
・煮っころがし、味噌汁、芋煮、田楽など、和食によく使われます。
・親芋の周囲に小芋・孫芋をつけて増える性質があり、家庭菜園でも比較的育てやすい野菜です。
・品種には「土垂(どだれ)」「石川早生」「セレベス」などがあり、地域や用途によって選ばれます。
栄養素・効能
・ムチン: ぬめりの主成分で、胃腸の粘膜を保護し、消化吸収を助けます。
・ガラクタン: 免疫力を高める働きがあり、風邪や感染症の予防に役立ちます。
・カリウム: 体内の余分な塩分を排出し、むくみや高血圧の予防に効果があります。
・ビタミンB1・B6: 疲労回復を助け、神経の働きを整える作用があります。
・食物繊維: 腸内環境を整え、便秘の改善や血糖値上昇の抑制に役立ちます。
・サポニン: 抗酸化作用があり、血液をサラサラに保ち、動脈硬化の予防にも効果が期待されます。
・低カロリーで腹持ちが良く、ダイエットや健康維持にも適しています。
などの栄養素を含む効能があります。
栽培のポイント
・日当たりと温度: 温暖で湿潤な環境を好みます。生育適温は25〜30℃で、寒さや乾燥に弱いため霜の心配がなくなってから植え付けます。
・土壌: 水持ちが良く肥沃な土を好みます。pH6.0〜6.5程度が適しています。水はけが悪い場所では畝を高くして植え付けます。
・植え付け: 種いも(小芋)を芽を上にして植え付けます。株間は40cm程度が目安です。
・土寄せ: 成長に合わせて2〜3回ほど土を寄せ、子芋・孫芋の発育を促します。
・水やり: 乾燥を嫌うため、特に夏場は十分な水やりを行います。乾燥すると芋が小さくなりやすくなります。
・追肥: 草丈が30cmを超えた頃と、盛夏期に追肥を行うと芋の肥大が良くなります。
・収穫: 茎葉が黄変・倒伏し始めたら収穫期(10〜11月頃)。掘り上げの際は親芋・小芋を傷つけないよう注意します。
・保存: 泥付きのまま風通しの良い冷暗所で保存すると長持ちします。乾燥は避けるのがポイントです。