長いも

長いも(ナガイモ)

・ヤマノイモ科の植物で、古くから日本で親しまれている根菜の一種です。
・すりおろすと粘りがあり、「とろろ」として食べられるほか、短冊切り、揚げ物、煮物など幅広い料理に使われます。
・「山のうなぎ」とも呼ばれるほど滋養強壮効果が高いとされ、夏バテ予防にも効果的です。
・品種には「長形のナガイモ」「丸いイチョウイモ」「短形のヤマトイモ」などがあり、食感や粘りに違いがあります。
・生でも食べられる数少ないいも類で、消化吸収に優れています。

栄養素・効能

・ムチン: ネバネバ成分の主成分で、胃の粘膜を保護し、消化を助ける作用があります。
・ジアスターゼ(アミラーゼ): でんぷんを分解する酵素で、消化を促進し、胃もたれを防ぎます。
・ビタミンB群: エネルギー代謝を助け、疲労回復や神経の働きをサポートします。
・カリウム: 体内の塩分バランスを調整し、高血圧予防に効果があります。
・食物繊維: 腸内環境を整え、便通を改善します。
・ビタミンC: 抗酸化作用があり、免疫力を高め、肌の健康維持に役立ちます。
・低カロリーでありながら滋養に富み、スタミナ維持や疲労回復に効果的です。
などの栄養素を含む効能があります。

栽培のポイント

・日当たりと温度: 十分な日照を好み、生育適温は20〜30℃。霜や寒冷に弱いため、気温が安定してから植え付けます。
・土壌: 深く耕した水はけの良い砂質壌土を好みます。pH6.0〜6.5が適しています。
・植え付け: 種いもを斜めに植え付け、つるを支柱やネットに誘引します。長形品種では深さ40〜60cm程度まで伸びるため、長い栽培筒や穴を準備します。
・水やり: 乾燥を嫌うため、成長期は土の表面が乾いたらこまめに水を与えます。過湿には注意します。
・追肥: 茎葉の成長が始まったら月1回ほどの追肥で生育を促進します。
・つる管理: 他の植物と絡まないように誘引し、光がよく当たるようにします。
・収穫: 地上部が黄変・枯れ始めたら収穫の合図(11〜12月頃)。丁寧に掘り上げ、傷をつけないようにします。
・保存: 冷暗所で新聞紙などに包み、乾燥を防ぐと長期保存が可能です。