ふきのとう

ふきのとう

・フキの蕾(つぼみ): 地下茎から春先に顔を出す、フキの花茎(かけい)の部分です。 花が開くと(綿毛が出ると)苦みが強くなり、食用には適さなくなります。
・独特の香り・苦味:香りの成分はフキノリドで、胃腸の働きを良くする健胃効果があると言われています。
・苦味はアルカロイドやケンフェロールなどのポリフェノール類によるもので、新陳代謝の促進や食欲増進につながります。
・栄養豊富: 生育途中の蕾であるため、フキの葉柄(茎)よりも栄養が豊富に含まれています。
・鮮度の見分け方: つぼみが固く、葉がぎゅっと閉じているもの、小ぶりなものが、苦味が少なく新鮮で美味しいとされています。

栄養素・効能

・ カリウム 非常に豊富に含まれます。余分なナトリウム(塩分)を体外に排泄し、高血圧やむくみの予防に役立ちます。
・ ビタミンE 強い抗酸化作用を持ち、細胞の老化防止(アンチエイジング)や血行促進による冷え性予防が期待できます。
・葉酸 造血作用(貧血予防)や、細胞の生成に必要なDNAの合成を助けます。
・ビタミンK カルシウムを骨に沈着させる働きがあり、骨の形成を助けます(骨粗鬆症予防)。
・食物繊維 豊富に含まれ、腸内環境を整え、便通を良くする働きがあります。
・ポリフェノール類 (アルカロイド、ケンフェロール) 苦味の成分で、抗酸化作用、 新陳代謝の活性化、肝機能向上、生活習慣病予防などの効果が期待されます。
などの栄養素を含む効能があります。

栽培のポイント

・適した環境:冷涼な気候を好み、夏の暑さと直射日光には弱い特性があります。
半日陰になる場所や、強風が当たらない場所を選びましょう。
・土壌:水はけと保水性を兼ね備えた肥沃な土壌(腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜる)が理想的です。
フキはやや酸性の土壌(pH5.5~6.0)を好むため、必要に応じて石灰で調整します。
・植え付けと収穫: 種からではなく、**地下茎(根株)**を植え付けて増やします。
基本的に植え付けの翌年からフキノトウ(蕾)の収穫が始まります。
・ 水やりと肥料:乾燥に弱いため、特に夏場は土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
有機肥料を好むため、植え付け時の元肥に加え、生育期(春と秋)に有機肥料や液体肥料を追肥します。