菜の花

菜の花

・アブラナ科の植物: 食用となるのは、つぼみ、花茎(かけい)、若葉の部分です。
・食用時期: 花が咲く前のつぼみの状態が、苦味が少なく柔らかく、最も美味しく食べられます。
・旬: 一般的に1月〜3月頃の春先が旬です。寒さを越すことで甘みが増し、風味が豊かになります。
・風味: 特有のほろ苦い風味が魅力で、これが新陳代謝の促進や食欲増進につながるとされています。
・種類: 食用菜花のほか、小松菜や白菜などのアブラナ科の野菜がとう立ち(抽苔)したつぼみもナバナとして食べられます。

栄養素・効能

・ビタミンC:含有量は野菜の中でもトップクラスです(ほうれん草の約3.7倍)。美肌効果(コラーゲン合成)、免疫力向上(風邪予防)、抗酸化作用が期待されます。
・β-カロテン:体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用や皮膚・粘膜の健康維持に役立ちます。油と一緒に摂ると吸収率が高まります(炒め物など)。
・イソチオシアネート:アブラナ科の野菜特有の辛味成分・抗酸化物質で、抗ガン作用や解毒作用が期待されます。
・葉酸:造血作用(貧血予防)やDNA合成を助け、妊婦や胎児の発育に不可欠な栄養素です。
・カルシウム・鉄分:骨や歯の健康、貧血予防に必要なミネラルを豊富に含みます。
・食物繊維:胃腸の働きを整え、便秘の改善に役立ちます。
などの栄養素を含む効能があります。

栽培のポイント

・日当たりと適温:日当たりが良く、風通しの良い場所が最適です。生育適温は10~20℃で、寒さには強いですが、夏の種まきは避けます。寒さに当たると甘みが増すため、冬越しをさせることが栽培のコツの一つです。
・土壌:水はけと有機質に富んだ土壌を好みます。酸性土壌を嫌うため、種まき前に苦土石灰をまいてpHを調整(pH 6.0~6.5が適当)します。
・水やりと肥料:成長が旺盛なため、間引き後や収穫後に追肥(化成肥料や有機肥料)を与えて生育を促します。乾燥しすぎないよう、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
・連作障害:アブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリーなど)を栽培した土壌では連作障害を起こすため、1~2年間は同じ場所での栽培を避けましょう。
・収穫:美味しく食べるには、花が咲く前のつぼみの状態で収穫します。