春菊(シュンギク)
・キク科の植物で、独特の香りと風味が特徴の緑黄色野菜です。日本では古くから鍋物やおひたしなどに用いられています。
・葉の柔らかい若芽を食用とし、特有の香り成分が食欲を増進させます。
・「菊菜(きくな)」とも呼ばれ、関西ではこちらの呼び名が一般的です。
・品種によって葉の形が異なり、「中葉」「大葉」「小葉」などがあり、料理の用途や香りの強さに違いがあります。
・秋から冬にかけてが旬で、寒さにあたることで甘味と香りがより引き立ちます。
栄養素・効能
・β-カロテン: 含有量が非常に多く、抗酸化作用により免疫力を高め、皮膚や粘膜の健康を保ちます。
・ビタミンC: 免疫機能の維持や疲労回復に効果があり、風邪予防にも役立ちます。
・ビタミンK: 血液の凝固を助け、骨の健康維持に重要です。
・カルシウム: 骨や歯の形成を助け、骨粗しょう症の予防に効果があります。
・鉄分: 貧血の予防に役立ちます。
・食物繊維: 腸の働きを整え、便通を改善します。
・香り成分(ペリルアルデヒド・α-ピネン): 胃腸の働きを活発にし、リラックス効果や食欲増進作用があります。
などの栄養素を含む効能があります。
栽培のポイント
・日当たりと温度: 冷涼な気候を好み、生育適温は15〜20℃。高温期はとう立ちしやすく、秋まきが最も育てやすい時期です。
・土壌: 水はけと保水性のバランスが良い肥沃な土を好みます。pH6.0〜6.5が適しています。
・種まき: 直まきが一般的で、すじまきまたはばらまきにします。本葉が3〜4枚になったら間引きし、株間10〜15cmに整えます。
・水やり: 表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥しすぎると葉が硬くなりやすいので注意します。
・追肥: 成長の様子を見ながら、2〜3週間おきに軽く追肥します。過剰な施肥は香りが弱くなる原因になります。
・収穫: 草丈が20〜25cmになった頃が収穫適期。外葉から摘み取ると、中心から新芽が伸びて長く収穫できます。
・病害虫: アブラムシやヨトウムシが発生しやすいので、早めの防除と防虫ネットの利用が効果的です。